「旧乱歩邸」

さて今日のメインイベント「旧乱歩邸」。
乱歩邸と乱歩旧蔵資料は遺族により立教大学に移譲せられ、資料整理と土蔵(幻影城!)修復が行われたのち、今回の公開と相なった。

さて立教大学に入ると、5号館の教室に案内された。入り口には「ただ今1時間待ち」の文字。横6人×3列の椅子に導かれ、入ってきた順に着席。私は前から5列目の左から8人目。黒板の前にはスクリーンが取り付けられ、幻影城復元工事に関する17分間のビデオを繰り返し放映中。これは東武会場でも流されていたものの短縮版。東武で見る必要なかった。1時間待ちなので暇を持て余し、机に突っ伏して寝ている人ちらほら。大学生時代を思い出すなぁ。私は東武で買ってきた小林信彦谷根千を読んで待つ。18時前になってやっと順番が回ってきた。30人ほどが係員に先導され付いて行くと、小道を渡って6号館脇の通路へ。ここで改めて4人一列に並ばされて待機。案内の方法、ちょっと疑問。

hogehoge20分ほど待ってやっと旧乱歩邸内へ。まずは応接間の様子を窓の外から見ることができる。落ち着いた広い応接間だが、見たかった村山槐多の絵がないのが残念。なんでも豊島区だかに貸与中とのこと。

幻影の蔵―江戸川乱歩探偵小説蔵書目録次に土蔵。扉が開いている入り口に着いてみると、横1間・縦1間ほどのくぼみを残してすべてガラス張り、中には一歩も入れない。ガラス内部は密閉され、温度湿度管理なども行われているようす。しかし両脇から2間ほどの本棚、正面の階段から二階の一部を見ることができる。ちょっと残念ではあるが、一般人をどかどか中に入れたら管理上問題が起るのは確実。ま、しょうがないでしょう。実物を見ることができただけで結構。土蔵の中をもっと見たいという方はCD-ROM付き書籍の「幻影の蔵」(東京書籍\8400)を買うべし。

土蔵を見た後は裏手に回って写真撮影。みんな嬉しそうに記念写真を撮っている。もちろん私も幻影城をバックに撮る。庭を回って玄関を撮る。外に出て門柱を撮る。表札も撮る。満足。

幻影城 玄関 表札

江戸川乱歩と大衆の20世紀展」オフィシャルサイト http://rampo.rikkyo.ac.jp/
「旧江戸川乱歩邸」オフィシャルサイト http://www.rikkyo.ne.jp/%7Ekoho/ranpo/
「木屋正酒造「乱歩 幻影城」」 http://homepage1.nifty.com/kiyashow/products.htm