Comic 新現実 vol.2

Comic新現実 vol.2―大塚英志プロデュース (2) 大塚英志プロデュース。vol.1はパラパラっと見て「ま、いいか」だったのだけどVol.2は「特集:少女まんが家 みなもと太郎」とくれば買わねばなるまい。

と一読、いやこれはスゴイ。単行本未収録の「ふたりは恋人」を含む特集ももちろんすばらしいが、連載している座談会「トーク版:お楽しみはこれもなのじゃ」の「第二講ペンタッチ論、そして昭和四十年代の大転換」が本当にすごい。ざっと話題をあげるだけでも、
矢代まさこと新城さち子」「益子かつみの凄さについて」「点描の歴史とあすなひろし」「手塚治虫にペンタッチなし」「ペンタッチと貸本劇画」「ながやす巧-劇画進化の頂点」「二十四年組と西谷祥子」「奇跡の漫画家・富永一郎」「メーテル梶芽衣子」……面白そうでしょう。
マンガ史に興味ある人必見です。